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ゆとり日本人妻×ミレニアル英国人夫が初めての出産・育児に奮闘する軌跡

デンマークに学ぶ!「折れない」子どもの育て方

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時々、公共の場で子どもに強い口調で必要以上に叱ったり、叩いたりしている親を見かけることがあります。きっと、何度同じことを言っても言うことをきかない子どもについカッとなってしまったのでしょうか。

 

ストレス社会で子育てすることって私が想像している以上に大変なことだと思います。

 

しかし、ストレスを抑え切れない親に育てられた子どもが、またさらにその子へと同じ子育てを繰り返してしまっては悪循環で、決して子どもたちが幸せな大人になるとは言えません。

 

「もっと違う子育ての方法があるはず!」と自分を責める前に、行き詰まった時こそぜひ開いてほしい一冊を紹介します。

 

 デンマークが40年以上も経済協力開発機構(OECD)が選ぶ「世界一幸福な国」の座を守り続けていることをご存知でしょうか?

 

この本の著者(デンマーク人の夫を持つアメリカ人女性と心理療法士のデンマーク人女性)は、デンマークが世界一幸福な国である理由は子育てに秘訣があると断言しています。

 

著者がアメリカ人ということもあり、内容はデンマークとアメリカの子育てを比較している部分が多いのですが、アメリカと同じく競争社会でありストレス社会でもある日本の子育て環境と比較しながら読み進めてみるのもおすすめです。

 

内容は子ども本人の意欲的な行動を引き出す方法と、ストレスに負けずに逆境から立ち直る力「レジリエンス」の育み方に重点を置いており、どちらも日本の子どもたちに必要な力だと思います。

 

本書では、「PARENT」の6つのキーとなるメソッドをもとに、デンマーク流の子育てが紹介されていて、その一つ一つの思想が私にとっては大変新鮮で目からうろこでした。

 

「P」 Play ------------------------------遊ぶ

「A」 Authenticity---------------------ありのままを見る

「R」 Reframing-----------------------視点を変える

「E」 Empathy-------------------------共感力

「N」 No Ultimatums-----------------叩かない

「T」 Togethrness and Hygge------仲間と心地よくつながる

 

ここですべてを紹介することはできませんが、私が特に自分の子育てで今後参考にしたいと思った「P」と「A」をまとめてみました。

 

「P」 Play  遊びに着目したデンマーク流子育て

デンマークでは、学校で子どもの自由遊びを強く推奨しているようです。驚いたことに、子どもは自由遊びをすることで逆境から立ち直る折れない心(レジリエンス)や、協力と交渉のスキルと自制心といった人生の教訓を知らず知らずのうちに身に着けるそうです。

 

自由に誰かと仲良く遊びを続けることって簡単そうで実はストレスも多いんです。なぜなら集団遊びを通して子どもは他人と喧嘩もすれば仲直りをする術も学びます。大人の世界と一緒で、ルールを考えたりメンバーが抜けないように再交渉したりして、他人と公平に仲良くすることの難しさを知り、子どもは遊びを通してストレスとの関わり方を学ぶことができるのです。

 

自由に遊ばせること=子育てをしていないことにはならない

振り返れば、子供のころは親や保育園の先生が決めた活動で遊んでいたという印象が強い人も多いと思います。

「みんなで砂場遊びをする時間ですよ。」と言われれば砂場で遊んだし、「今はブロック遊びの時間ですよ。」と言われればブロックで遊んでいませんでしたか?

 

それに親に無理やり通わされる習い事ほど苦痛なものはなかったはずです。

 

そんな風に大人が子どもに遊びを誘導してしまったら、子どもは大人の評価ばかり気にしてしまい、自分の意欲を打ち消さなければならなくなります。大切なことは子ども自身が遊びたい遊びを自由に選べることであり、子ども本人の意欲を促すことだということに気づかされました。

 

「A」Authenticity ありのままを見るデンマーク流子育て

本のタイトル『デンマークの親は子どもを褒めない』だけを見ると、誤解を招く可能性があります。デンマーク流で大切なのは、子どもを全く褒めないというわけではなく、褒め方を工夫しているという点です。

才能や結果に対しての「賢さ」に焦点を当てて褒めるのではなく、努力とプロセスを褒めるのがポイントなのだそうです。

 

熱心な取り組み、粘り強さ、戦略の立案、進歩などを評価しよう

もし、学校で100点を取ったとき「頭がいいね。」「あなたは天才ね。」という誉め言葉をかけられたら、どうですか?逆にプレッシャーを感じてしまい、次も100点とらなければ怒られる…とストレスをためてしまう要因になってしまいます。

 

反対に、「よく頑張ったね。毎日コツコツ勉強してたから結果につながったね。」と誉められる方が、成功するために自分が何をしたか、将来成功するために何をすればよいかに意識が向くのではないでしょうか。

 

たとえ、点数が良くなかったとしても結果ではなく、それまでの努力の過程を褒めてあげて、意欲を引き出すことが大切なのですね。

 

感想

私は、デンマークという国に行ったこともデンマークの人と会ったこともありませんが、本書に書いてある子育てが本当に行われているとすれば、子どもにとってすばらしい経験と時間が得られるのではないかと思いました。6つのどのメソッドも幸せな大人になるための基盤を築く、重要な要素で溢れています。

 

ここで紹介しきれなかった他のメソッド「R」「E」「N」「T」の部分もデンマーク流のポジティブ思考についてや体罰に対する捉え方、家族との心地いい時間の過ごし方(ヒュゲ)など、私には新鮮だったので機会があれば今後ブログでも紹介できたらと思います。

 

子どもの意欲性とストレスに負けない力(レジリエンス)を育むデンマーク的な子育てスタイルが広がり、さらに親から子へ、またさらにその子へと伝承されていけば社会全体が明るく活気に満ちたものとなるでしょう。おそらく陰湿な「いじめ」による不幸な事故も減るに違いありません。

 

人生は、もしかしたら楽しいことよりも辛いことや嫌なことの方が多いかもしれません。しかし、ストレスに負けない心を持っていれば、そんな辛いことから立ち直ることができます。子どもたちにそんな逆境を克服する「折れない心」を育んであげられたらどんなに良いだろうかと思うのです。

 

この本を勧めてくれたのは私の母ですが、もらった時点で既に本には付箋だらけ。読みながら自分の育児を振り返ってハッとすることもあったようです。

 

自分が母親になって、子育てに行き詰まったときにまたこの本を開いて、少しでも日常生活に取り入れられたらと思います。