✩*⋆miracle of love⋆*✩

ゆとり日本人妻×ミレニアル英国人夫が初めての出産・育児に奮闘する軌跡

日本でのバイリンガル育児の心得を考えてみた

f:id:miracle-of-love:20180822153701j:plain

Designed by Freepik

「良いなぁ。将来は子供が英語ペラペラになるね〜」

 

妊娠中に、何度言われただろう。

 

国際結婚ともなると、周りからはバイリンガル育児は、何の問題もなくクリアできるだろうと思われがちです。

 

そりゃ、片方の親が英語のネイティブスピーカーであれば、そう思われるのは当然です。

 

私も以前まで漠然とそう思っていました。

 

しかし、私たち夫婦の環境を見つめ直すと、バイリンガル育児をするにはそれなりの覚悟が必要になるだろうと焦りも感じています。

 

なぜなら、私たち夫婦の普段の会話は、ほぼ日本語だからです。出会った頃こそ、日本語半分、英語半分だったのが、日本で生活するうちに夫の日本語はうなぎ上りに向上し、今では何の支障もなく、日本語ペラペラ。

 

家庭でつけているテレビ番組も日本語。趣味で一緒に見るアニメも日本語です。

 

そもそも、生活している国が日本です。

 

例え、家から一歩出ても日本語だけで生きていけるし、英語を話さないと困ることなんてほとんど遭遇しません。

 

つまり、夫は仕事以外は日本語で生活することに慣れきってしまっている状態なのです。

 

本人曰く、家庭で英語を話さないからといって何のストレスも感じないし、逆にそれが居心地良いとのこと。

 

私も義理の両親や数少ない外国人の友達と会う時以外は、英語をわざわざ話す機会がなくなってしまいました。

 

東京から離れて暮らす私の家族も誰一人英語が得意ではないですし、おそらく我が子を連れて帰った際は、大家族でものすごい勢いで日本語のシャワーを浴びせることになります。

 

そして、私の夫は、「子どもができたらちゃんと英語で話しかけるから大丈夫だよ〜」なんて能天気に言ってはいますが、彼はかなり物静かで無口な上、子どもが大の苦手なのです。

 

理系人間だからなのか、何かと想定できない言動をする親戚の子どもに対していつも拒否反応する始末。

 

それに加えて、平日は仕事で夜しかいないともなれば、ほとんど私が子どもといる時間の方が多くなります。

 

この環境の中で、夫にだけ英語育児を頼ることはできません。

 

そうなると次に考えるのが、学校です。

 

バイリンガル育児の経済的壁

 

その1、学校への経済的負担

 

バイリンガル育児は、経済面でもかなりの覚悟がいると思われがちです。

 

「将来は、子供をプリスクールやインターナショナルスクールに入れるんでしょ?」

 

これも、周りから何度も言われる言葉ですが、例え国際結婚していても簡単に子供をインターナショナルに入れられる親は多くないと思います。

 

例えば、一般的にプリスクールの年間費用は70〜200万円、インターナショナルスクールの年間費用は約200万円と言われています。

 

日本の保育園や学校に通わせる場合と比較すると、経済的負担は歴然です。

 

私たちは、どうするのか決めかねているところですが、できればプリスクールには入れずに日本の保育園か幼稚園に入れたいと思っています。

 

その2、高額な英語教育教材

 

マタニティ雑誌を読んでいると、英語教育教材の広告を最近よく目にします。

 

有名なキャラクターの絵本やオーディオブック、DVDにおもちゃまで様々な教材がついてきて、たしかにこれだけあれば魅力的にも思います。

 

しかし、セットにして購入するとうん十万はするので、これも簡単には買う気にはならないです。

 

それに子供がその教材を気に入って続けられるかなんて今から分かりっこないですし、キャラクターだって好き嫌いがあると思います。

 

お金をかけなくても英語育児はできる

漠然としたバイリンガル育児に対するマイナスなイメージが覆されたのは、ある日本のお母さんの存在を知ってからです。

 

著者のタエさんは、本人曰く経済的余裕がなく学歴もなく、海外経験なしで英語も話せない3ナイ主婦。

 

それでも、お子さんが2歳10ヶ月の時から英語育児を開始し、小学校6年生で英検一級に合格させたお母さんです。

 

日本人の旦那さんも全く英語が話せないそうなので、お子さんは純国産バイリンガルなんだとか。

 

タエさんは、経済的余裕がなかったそうなので子どもをインターナショナルスクールに通わせたり、高額な英語教材を買ったりはしていません。

 

私がタエさん流の方法で参考にしたいのは、学校には頼らずとも家庭で根気よく英語育児をすれば結果が出るということ。

 

徹底的に家庭の中を英語環境にすることで息子さんが自然に英語を身につけていったそうです。

 

本書には、タエさんが実際に家庭内で息子さんにどんな方法で英語を身につけさせたかが詳しく紹介されてあって、タエさんの根気強さに圧倒されました。

 

例えば、

インプットでは、

  • 家では、英語かけ流し環境を徹底する
  • 英語のアニメを見せる
  • 手作りのフラッシュカードを使う
  • 英語が話せないなりに外国人になりきって子どもに接する語りかけ作戦
  • 英語の絵本読み聞かせ

 

アウトプットでは、

  • 英作文
  • バイリンガルのお友達と遊ばせる
  • WEBレッスン

 

息子さんの年齢毎に、適した方法を試行錯誤されて大変努力家だなぁと感心しました。

 

英語のアニメや映画は、スカパー無料日を駆使して録画を撮り貯めたり、英語絵本はAmazonやオークションでセットで購入、英会話教室はWEBで代用などなど、高額な方法は一切ありません。

 

お金や英語力がないと英語育児ができないと、諦めている親御さんにとっては光になるような育児方法です。

 

そして、何よりも私が感心したのはタエさんのバイリンガル育児に対する哲学です。

 

英語と日本語、どちらが大事と聞かれたら、私は迷わず日本語と答えます。(24ページ) 

日本で生活し、日本語で勉強する以上、日本語がおろそかになっては本末転倒であって、英語すら中途半端になってしまうかもしれません。まずは、日本語の土台作りがあってこその英語なのです。 

 

英語は楽しくする必要さえない。勉強するものでもない。ただの言葉だ。(27ページ)

英語を勉強にさせないためには、楽しく学ばせるべきと思われがちですが、日本語をあえて楽しんで覚えたわけではないのと同様で、使う言語が英語になるだけであって英語だからって楽しませる必要はないのです。

 

頑張って習得した英語は、頑張ってしかしゃべれない英語になる。(28ページ)

なんとなくわかる気がします。試験のために勉強した英語がどうして、実際に役に立たないのか。自然と習得した英語だからこそ何のストレスもなく感情表現ができるのです。普段、私たちが日本語を話すのと同じ感覚で英語も話せるのが理想であって、目指せ英語脳ですね。

 

 そもそも私はどうして子どもをバイリンガルにさせたいのかと改めて考えるきっかけになりました。

 

子どもがバイリンガルになってほしいという願いは、親の見栄でもプライドでもなく、子どものためだということを念頭に置かなければいけないと思いました。

 

もちろん、イギリスに住む家族とコミュニケーションがとれるようにという願いもありますが、それ以前に英語が話せることによって、子どもの将来の視野が広がります。私には選べなかったいろいろな選択肢を増やしてあげたいという思いがあるからだということを心得て、私も自分なりの英語育児を試行錯誤していけたらと思います。