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ゆとり日本人妻×ミレニアル英国人夫が初めての出産・育児に奮闘する軌跡

イギリス版『コウノドリ』に感涙!妊婦さんやママさんにおすすめの英国ドラマ

里帰り中の今、私が楽しんでいることの一つが海外ドラマ鑑賞です。

海外ドラマはシーズン数やエピソード数が多く、産後はゆっくりとまとめて見る時間もないと思うので、妊娠中の息抜きにおすすめです。

 

『コール・ザ・ミッドワイフ ロンドン助産婦物語』

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https://www.bbc.co.uk/programmes/p0118t80

日本の妊娠や出産に関する医療系ヒューマンドラマといえば『コウノドリ』『透明なゆりかご』が思い浮かびますが、イギリスにも同じく妊娠・出産の医療現場を舞台にした大人気ヒューマンドラマ『コール・ザ・ミッドワイフ ロンドン助産婦物語』があります。

 

BBC製作による『コール・ザ・ミッドワイフ ロンドン助産婦物語』は1950年から1960年代のロンドンの下町を舞台に、若い助産婦たちの生き方を涙と笑いを交えて描いたストーリーで、本国イギリスでは2012年から現在まで放送は続いており、シーズン7まで放送されていますが、日本では動画配信サービスのHuluでシーズン3まで見ることができます。

 

Huluではシーズン4以降は2018年10月現在は配信されていませんが、シーズン1〜3だけでもストーリーが濃厚な故に充分楽しむことができます。

 

Huluの配信

  • シーズン1 全6話      字幕版のみ
  • シーズン2 全10話    字幕版のみ
  • シーズン3 全10話    字幕版のみ

 

イギリスの歴史ドラマといえば『ダウントン・アビー』『ザ・クラウン』が有名ですが『コール・ザ・ミッドワイフ ロンドン助産婦物語』は比較的新しい時代を舞台にした歴史ドラマにもかかわらず、USAトゥデイ紙の「今見るべきイギリス歴史ドラマ」のベスト10にも選出されており、海外ドラマファンなら必見の作品です。 

 

※Huluであれば、無料視聴期間があって気になる海外ドラマを2週間お試しで見放題です。

 

あらすじ 

BBC製作の本作は、1950年代にロンドンの貧しいイーストエンド地区で、助産婦として働いていた看護婦ジェニファー・ワースの回想録をもとにした作品です。

 

当時のイギリスでは国民皆保険制度がスタートしたばかりでイーストエンド地区は不衛生で貧困な労働者階級の人々が住み、治安が悪く喧騒がたえませんでした。産科はおろかヘルスケアの概念も乏しい時代で、町の妊婦たちが頼りにしていたのは、助産婦や修道女たちだったそうです。  

 

そんなイーストエンドの修道院ノンナートゥス・ハウスに、郊外育ちで教育のある主人公のジェニーが新米助産婦として働き始めます。

 

そこは、看護師や助産師の資格を持つナースやシスターが町の出産を一手に引き受けている修道院で、新米のジェニーは初めてのことだらけで戸惑いを隠せません。

 

しかし、仕事を通してイーストエンドで生活する人々の様々な生き方に遭遇し、仲間とともに日々成長していきます。

 

みどころ①手に汗握るリアリティのある出産シーン 

まだ出産に直面したことのない私にとって、毎回このドラマの「出産シーン」には手に汗握ります。

 

本作では、まさにその出産シーンがみどころの一つなのです。

 

本作の舞台1950年代のイギリスは、やっと国家が医療を先導し、救急車が普及し始め、保育器が登場したくらいの医療制度・技術であり、出産は基本的にそれぞれの自宅で、助産師が主導で行われていたようです。

 

決して裕福とは言えない労働者階級の妊婦たちが過酷な環境の中で出産に立ち向かう様子にはハラハラしますが、それと同時に当時のイーストエンドで生活する女性たちの強さも垣間見ることができます。

 

そして出産シーンの撮影に全く手を抜かないのが、さすがのBBC。自宅のベッドの上で分娩前の浣腸や、暴れてうめき声や叫び声をあげながら出産する妊婦、子供が生まれた後の「後産」(お腹の中にあった母と子をつなぐ胎盤がはがれて出てくること)の描写、出産に関わる出血などもリアルに表現されています。

 

直接的に痛々しい映像が映ることはほとんどありませんが、迫力ある映像と音声によってリアリティのあるシーンなので、実際に私も気分が悪くなってしまうこともありました。そんな時は早送りしてしまいますが、今まで自分が抱いていたぼんやりとしていた出産というイメージが覆さるので、私は出産を迎える前に見てよかったと思っています。

 

そんな手に汗握るハラハラドキドキの出産シーンですが、助産師たちが生まれてきた赤ちゃんたちを取り上げる瞬間が毎回言葉で表現できないほど感動するのです。まるで自分もその場にいるかのように生命の誕生を傍観し、一緒になって喜ぶことができるこのシーンは視聴者に間違いなく感動を呼ぶことでしょう。

 

みどころ②出産の光と影を忠実に描いたストーリー

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https://www.bbc.co.uk/programmes/p04q58h9/p04q56nd

日本でもドラマ「コウノドリ」がヒットしましたが、子供を産むことは幸せで祝福されるという明るい面ばかりが描かれているわけではありませんでした。産科医療現場の現実に向き合ったストーリーだったからこそ、多くの人々に感動を与えたのだと思います

 

『コール・ザ・ミッドワイフ~ロンドン助産婦物語』でも、死産や流産、中絶、明らかに夫の子ではない子供、ネグレクトされ手放されてしまう赤ちゃんなど、出産に関わるシリアスな現実の部分も隠さず描かれています。

 

1970年代のイギリスの大不況に向かって、国自体が景気の悪化と貧困に滑り落ちていくような時代で、女性蔑視や階級意識、職業差別など社会問題に直面し、ドラマの中でジェニーはそれらにさらされることにもなります。

 

理不尽でどうしようもない現実に直面しながらも、試行錯誤を繰り返し、トラブルに真摯に向き合ったりと、ジェニーやノンナートゥス・ハウスで働くシスターや助産師が一歩ずつ懸命に生きていく姿には胸を打たれ、登場人物一人一人の成長を応援せずにはいられません。  

 

もちろん、シリアスでダークな内容だけではないのが、このドラマの醍醐味。

 

祝福されて生まれてくる赤ちゃんを取り上げる助産婦たちの姿に感動したり、未熟児や重い病気を患った状況でも少しずつ成長する赤ちゃんの姿に安心したり、ハラハラドキドキの危険な出産の後、聞こえた産声にほっとしたりと幸せなストーリーもしっかり用意されています。

 

また、涙、笑い、友情、恋愛と様々な要素も絡み合って奥行きのある作品に仕上がっているので、決して単なる医療ドラマという枠組みに止まりません。

 

まとめ

現代のイギリスでは無痛分娩や和痛分娩が主流になり、分娩方法の選択肢も増えましたが、どんなに医療が発達しお産が楽になったとしても、命の誕生に触れ、命の尊さに直面する人々の熱い思いはどんな時代でも変わらないということを教えてもらえた気がします。

 

日本のドラマ『コウノドリ』では、主に現代の産科医療に携わる産婦人科医の視点で描かれていましたが、『コール・ザ・ミッドワイフ~ロンドン助産婦物語』は1950年代から1960年代のイギリスの産科医療を助産婦の視点から見つめ、歴史ドラマでもあり、医療ドラマでもあり、日本のドラマとはまた違った視点で見ることができます。

妊娠中の方はもちろん、子育て中のママさんにおすすめしたいです。