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ゆとり日本人妻×ミレニアル英国人夫が初めての出産・育児に奮闘する軌跡

【イギリスのネントレ事情#2】赤ちゃんと添い寝 vs 別寝をめぐる家族間バトルから学んだこと

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実は、年末年始にイギリス人夫が東京から実家に来て過ごした時に、夫と私の母がメープルの子育てについて口論になり、ちょっとした冷戦状態が続くという出来事がありました。

 

イギリスと日本では子育ての価値観がそれぞれ違うので、夫と私の家族のやり方でお互いに譲れないことも多々あり、それまでの積もりに積もったストレスがちょっと出てきてしまったのかもしれません。

 

喧嘩の原因というのは、メープルの寝かしつけに関することです。 

 

今日は、ネントレ(ねんねトレーニング)についてイギリスと日本の価値観の視点から見つめ直してみました。

 

欧米式ネントレCry it outとは?

年末年始の頃も生後1ヶ月半のメープルの寝つきが悪く、抱っこして寝かせ、布団に置くと泣くを繰り返して、朝までぐずぐずしている日がありました。

 

その時に、夫がイギリスの子育てサイトをスマホで検索して、イギリスのネントレ(ねんねトレーニング)を実践しようと私に提案してきたのです。

 

アメリカやイギリスなど欧米では赤ちゃんをベビーベッドで寝かせ、自力で眠れるようになるまで暫く泣いても放置するというネントレ方法を取り入れる母親が多く、それをCry it outと呼びます。

 

私が寝かしつけに困っているとイギリス人のママ友に相談した時も、

「Be strong! 赤ちゃんを寝かせた後にそっと部屋を出て様子をみればいいのよ。うちの子は、音楽を聴かせながら放置すると20分くらい泣いたあと一人で自然に眠れてるよ。赤ちゃんは、ねんねを学ぶものだから。」

と言われて驚いたことがあります。

 

過去記事で紹介したような、赤ちゃんを別室からモニタリングするためのベビーモニターや子どもが一人で眠れるようにねんねを供にするぬいぐるみ(comforter )も、親と子は別々に寝るという習慣から生まれたアイテムなんですね。

 

授乳が終わったら、まずは10分間メープルをベッドに置いて放ってみよ。

 

と言う夫。

 

メープルがあまりにもギャン泣きするので5分でもかなり長く感じ、私が抱き上げようとしても夫は「No!」と止めに入ります。

 

赤ちゃんの頃から両親とは別々の寝室で育った夫にとって、私がメープルを添い寝や添い乳で寝かせたり、泣く度私の家族が抱っこしてあやしている日本式の方法に違和感があるようで・・・

 

メープルがねぐさりで泣き止まない時に母が抱き上げようとした時も

 

一人で寝させたいので抱き上げないでください。

 

と母を制止したり、父にメープルを日中預けていた時に父がベッドでメープルと添い寝をしていたのを見た夫が

 

みあ!お義父さんがメープルと添い寝していて、すごく危険だよ(><)

 

と言ってきたり。。

 

それを見かねた私の母がとうとう怒っちゃいました。

 

母は、孫であるメープルが乳幼児期の時から泣いてうったえる欲求に答えてあげることによって愛情を注いで自己肯定感を高める育て方をしたいと思っているそうです。産院でも入院中に助産婦さんから私が教わったことと同じ考え方です。

 

夫にとったら自分の子どものことなのだから真剣に考えているつもりで悪気はないんですが、私の母にとったら3人の子どもを育てた経験も保育士の経験も30年以上あり、その道のプライドがあります。

 

子育てをしたことのない私の夫に寝かしつけ方を批判されたことで怒るのも無理はありません。

 

私は両者の意見の良い部分を分かってるつもりなので、板挟み状態でどちらの味方にもなれませんでした。

 

それよりも私はいつでも家族は困った時に助け合える良好な関係でありたいと思っているので、今回の件があってかなり落ち込み、年始早々泣きました。

 

今は、私が間に入って母も夫もお互いの意見を認めつつ仲直りはしましたが、今回の件で国際結婚と子育てを巡る大変さが身に沁みました。

 

日本の添い寝文化と欧米の別寝文化

片方をやみくもに否定したくもないので、親と子の添い寝と別寝のメリットとデメリットについて理解を深めるため簡単にまとめてみました。

 

親子で添い寝のメリット

  • 赤ちゃんが親の隣だと安心して眠れる
  • 授乳がしやすい
  • 赤ちゃんの様子がすぐにわかる

 

親子で添い寝のデメリット

  • 親の気配で起こしやすい
  • 起こさないように神経質になり親が睡眠不足になりやすい
  • 窒息やベッドから落ちる可能性があるため注意が必要

 

親子別寝のメリット

  • 夫婦のプライベート空間が保たれる
  • 親の気配で起こす可能性が低い

 

親子別寝のデメリット

  • 授乳の時や赤ちゃんが泣いたら、その都度赤ちゃんのところまで行く必要がある
  • 赤ちゃんの様子がわからない

 

ただ、アメリカやイギリスでも新生児の時から親子が別室で寝ることが普通というわけではなく、乳幼児突然死症候群の予防のため、子供が半年から1歳になるまでは赤ちゃんとは別の寝床で親同室が推奨されています。

 

大学時代に、イギリスの幼児教育について研究していた時期があったのですが、子どもの寝かしつけとイギリス人の生活意識のあり方に密接な関係がありました。

 

イギリスで子どもとの別寝が一般的な理由は、女性が四六時中育児に時間を費やすママとしてではなく、一人の女性の大人としての時間を大切にしてきたという歴史があります。

 

女性の社会進出にも積極的な社会環境からも納得がいきますね。

 

育児、仕事、プライベートそれぞれの時間を大切にしたいという思いから自然と子供と親は別々に寝るという文化が根付いたと言えます。

 

だから、子どもを寝かしつけた後に映画を見に言ったり外食しに出かけたりする夫婦や子どもをパパに預けてお出かけするママの姿はイギリスでは珍しくありません。

 

映画『ピーターパン』では、夜に子どもたちを家に残して両親がパーティーに出かけている間に、子どもたちがネバーランドに行ってしまうという一幕があるよね。

 

ワークライフバランスという言葉をよく聞きますが、育児と仕事とプライベートのバランスを保っていることで心にゆとりが生まれて子育てに対して生き生きと向き合えるという価値観です。

 

日本だと、子どもを置いて外出することに負い目を感じて抵抗する親の方が多いですが、イギリス人ママたちのように自分の時間を犠牲にする子育てはしない!という割り切った部分を認めることによって心が満たされて育児疲れや産後鬱を防ぐことができるのかもしれませんね。

 

日本では、ベビーシッターの利用が活発ではないのでなかなか気がひけるママも多いと思いますが、たまには肩の力を抜いて自治体のサービスやコミュニティセンターなど他者の力を借りるということも大切なのかもしれません。

 

まずは、ママ同室の別寝から

メープルがもうすぐ2カ月になるので、そろそろ里帰り先から東京の住まいへ帰る準備をしています。

 

東京の住まいでは、寝室にダブルベッドしかないので、3人川の字で添い寝するスペースはなく、添い寝用ベッドをくっつける余裕もないので、添い寝で寝かせることはできません。

 

しかし、里帰り先でずっと添い寝だったので、いきなりメープルを別室で寝せるのは不安ということもあり、しばらくメープルと私だけ子供部屋で寝るということになりました。

 

ベビーベッドの隣に布団を敷いて私は布団で寝ます。

 

メープルが一人で寝る練習も必要なので、出来るだけベビーベッドで寝かせようとは試みますが、まずは新しい環境に慣れるのも必要なので、無理にベビーベッドでは寝かせません。

 

15分でも30分でも一人でベビーベッドで眠れたら上出来くらいに思って初めて行くつもりです。

 

マンション住まいで近所迷惑にもなりかねないのでcry it outも徹底してするつもりはありません。

 

様子を見ながら生後6ヶ月頃から1歳にかけて徐々に一人で子ども部屋で眠ってくれることを目標にしていくのが理想です。

 

メープルの安眠のために、部屋のカーテンを遮光と防音効果のあるものに買い替え、窓には透明な防音シートを貼ることにしました。

 

東京に帰ったら、子供部屋の環境作りのために出費も増えてバタバタとなりそうですが、これも息子の安眠のためです。

 

日本でもネントレブーム!?ジーナ式とは

数々の寝かしつけに関する育児本が出版され、出産前に読み込んでおくというぐらい欧米ママたちにとってネントレは重要な子育ての一部なんですが、日本でも女性の社会進出が進み、、ワンオペ育児で子どもの睡眠の悩みに疲れ果てるママたちや職場復帰に向けて子どものネントレをしたいというママも増えています。

 

ひとくくりにネントレ本と言っても、ママ主体に立った育児本と赤ちゃん主体に立った育児本とがあります。

 

イギリス人のカリスマベビーシッターが提唱する『ジーナ式』という言葉を耳にした方は多いんじゃないでしょうか。

 

このカリスマベビーシッターの経験を持つ著者による育児本『カリスマ・ナニーが教える赤ちゃんとおかあさんの快眠講座』がイギリスでは社会現象となり、日本のママたちの間でも話題を呼んでジーナ式を取り入れた育児ブログを数多く目にします。

 

「赤ちゃんの生活リズムをママが徹底的に管理する」という最大の特徴があり、赤ちゃんがおっぱいを欲しがったらいつでもあげるという赤ちゃん主体の育児方法が多い中、ジーナ式はママが赤ちゃんの寝る時間を上手にコントロールすることで「授乳時間をママが決める」というママ主体の育児法です。

 

寝かせたい時間から逆算して授乳時間や遊びの時間を管理し、結果として赤ちゃんの生活リズムをママが決めていきます。

 

寝かしつけるときは、「授乳をしながらではなく、先に授乳を済ませて赤ちゃん一人で寝かせる」ということも大きな特徴で、赤ちゃんとパパ・ママは別の部屋で寝ることが推奨されています。

 

月齢が低いうちから赤ちゃんを一人で寝させることで、おっぱいをくわえていないと寝られない、抱っこからベッドにおろすと起きてしまうといったママが抱えやすい悩みを先に解決することができると提唱しています。

 

こういった母親主体に立った育児本の方法で子育てが楽になったというママたちも数え切れないくらいいることも事実なので、子どもの睡眠トラブルの改善に参考になる部分はかなりあると思いますが、どちらかというとズボラな私には厳格なタイムスケジュールを組んで、息子の睡眠を徹底する自身はありません。

 

欧米ママたちのように一人の女性として時間を有効に使いたいという考え方はとてもすばらしくて尊敬しますし、私もそういう価値観を持つべきだと思っていますが、どうしても母親(保育者)主体の育児よりも子ども主体で子育てをしてみたいという思いが強いんです。

  

それに私の性格上「○○しないといけない。」という言葉にとらわれてしまうと神経質になって逆に精神的に追い込まれてしまう気もしますし、ネントレ本に関しては赤ちゃん主体よりの育児本の方が私には合っている気がします。

 

まとめ

私は、添い寝で育まれる親子間の絆を感じる感覚が好きですし、別寝によって子どもの自立心が芽生えたり、大人のプライベートを確保したいという考え方も否定しません。

 

人によっては、私の育児なんてネントレと呼べないほど甘すぎるとか逆に厳しすぎるなんて思われるかもしれませんが、添い寝と別寝の方法どちらか100%を取り入れるつもりはありません。

 

中途半端な方法も立派な育児だと開き直ることも大事かなと思っています。

 

添い寝にしろ別寝にしろ、一番大切なことは、息子の個性にあった方法を見つけることだと思っています。

 

ズボラなママなりに親のペースではなく息子のペースでネントレを含めた自己流育児ができたらと思います。

 

 

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