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ゆとり日本人妻×ミレニアル英国人夫が初めての出産・育児に奮闘する軌跡

英国政府も推奨!赤ちゃんの言葉を豊かにのばす「語りかけ」育児はじめました

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最近、メープルの成長が目まぐるしく、1ヶ月前まではできなかったことがたくさんできるようになりました。首がすわって、おもちゃに興味を持って指でつかんだり、表情も一層豊かになり、一人で「あー」「うー」としゃべったり、けたけた笑う様子がとてもかわいいです。

 

メープルの成長が進むたびに乳幼児期のうちに親子で一緒に会話したり遊んだりしてコミュニケーションを取ることが更に楽しくなり、アタッチメントの大切さをより感じるようになりました。

 

そこで知ったのがイギリス人言語治療士サリー・ウォードさんが発案した「語りかけ育児」。「語りかけ」には、赤ちゃんの発語を促す効果がありイギリス政府も推奨している育児法です。

 

今までは、メープルには意識せずとも語りかけてきましたが、その具体的な効果や意味は何なのか?バイリンガル家庭の場合はどうするのか?など気になる点について掘り下げてみました。

「語りかけ育児 (Baby Talk Program)」とは

 イギリス人言語治療士のサリー・ウォードさんが発案した『語りかけ育児(Baby Talk Program)』について簡単に紹介します。

 

「語りかけ育児」とは、赤ちゃんが誕生したら毎日1日30分間だけ、静かな環境で、赤ちゃんと二人きりになり、赤ちゃんの興味に沿って遊んだり、自分の言葉で語りかけることで子どもの才能を最大限引き出し、コミュニケーション能力を育てる方法です。

 

サリー・ウォードさんによる長年のことばの治療や経験からイギリスの子どもたちの心と知能に驚くべき効果が立証され、子どもの言語能力や知能を確実に伸ばす方法としてイギリス政府が推奨しています。

 

語りかけによってお母さんや大人が自分にしっかり向き合ってくれるという安心感を赤ちゃんに与えることで、赤ちゃんの自己肯定感を育てることができるので、親子関係が良好になり、思春期の問題を未然に防ぐことができるという面でも高く評価されています。

 

「語りかけ育児」をする上で大変参考になるのが、サリー・ウォードさんの『Baby Talk』の日本語翻訳版。監修は、前回紹介した教育学者の汐見稔幸先生です。

この本には、「語りかけ」の具体的な方法の他に子どものことばや行動の発達についての知識、発達の各時期の遊びの特徴やおもちゃ・絵本選びのアドバイスなどが書かれているので、とても参考になります。(原書の翻訳版と言っても、日本の専門分野に長けている方々が監修されているので、日本の歌やことば遊び、おもちゃや絵本が紹介されています。)

 

本の使い方

この本は、生後1年までの間は3か月ごと、1歳から2歳までは4か月ごと、2歳から3歳までは半年ごと、3歳から4歳までの1年間、4歳になってから、の全部で11の時期に分かれているので、赤ちゃんの月齢に合ったところから読み始めます
※実際に語りかけ育児をやってみて、子どものレベルに合うと感じる年齢から始めることも可能。

 

実際に、この本を手にした時は、その分厚さに少したじろいでしまいましたが、赤ちゃんの年齢に合ったページを読み進めれば良いので、実際は数十ページだけ読むだけで、それほど負担ではありませんでした。 

 

語りかけをするための注意点

語りかけ育児は、各月齢・年齢によって話し方や遊びの工夫点は変わってきますが、どの時期も共通して大切にしなければならない注意事項があります。

 

  • 赤ちゃんとだけいる時間を「1日に30分」とる
  • 赤ちゃんと二人きりで静かな環境を整える

 

家事をしたり、二人以上子育て中の忙しいママにとっては30分の時間を見つけるのは大変かもしれませんが、1日の中で30分、赤ちゃんと二人だけになれる時間をどうにか見つけることがポイントです。

 

そして、赤ちゃんが語りかけに集中できるように部屋はラジオ、音楽、テレビの音がなく、とても静かな環境にすることが大切です。

 

注意事項

大切な原則は、完全に話しかけに徹するのみで、赤ちゃんに無理にことばを言わせようとしないこと。 →「語りかけ」「教えこみ」は違う!

赤ちゃんは、自分のしたことに大人が丁寧に応じてくれるという体験の積み重ねで自己肯定感が生まれるので、大人が強制的に発話させようとする「教えこみ」とは違います。

 

バイリンガル育児の家庭の場合は?

サリー・ウォードさんによると、ふたつの言語を話す家庭の場合についての言及があります。

ふたつ以上の言語を聞くこどもは、混乱してことばが遅れると考える親が多いのですが、親がひとつの文に両方のことばをかなり混ぜ合わせたり、こどもに親の母国語でないことばで話しかけたりしなければ大丈夫です。
特に後の場合は、注意が必要です。

「語りかけ育児」は、毎日の、こどもへの上手な語りかけ方に主眼をおいています。赤ちゃんには伝統的なわらべ歌やことば遊びを聞かせることもとても大切です。母国語ではないことばでの「語りかけ育児」はできません。(P46)

というように、母国語での「語りかけ育児」を推奨しています。 

 

つまり、「あ、ダディがカムバックしたね~」などと日本語と英語を混ぜたルー語で子どもに話しかけるのではなく、母国語が日本語であれば、しっかりした日本語の文章で語りかけることが大切と言うことなんですね。

 

私は息子をバイリンガルに育てたいということが先走って、ついつい英語をところどころに混ぜて語りかけたくなってしまうのですが、日本のわらべ歌やことば遊びは、リズムやアクセント、抑揚のつけ方など、日本語が母国語だからこそわかる分野なので、いくら日本語がペラペラなイギリス人の夫でも、日本語で語りかけるのは難しいです。その逆の場合もしかり。

 

ですから、私はまずは日本語の土台をしっかりとつけてあげるためにも、「語りかけの時間」は息子に日本語で語りかけるようにしています。その代わり、夫が息子に語りかける時間は英語で、ということを徹底していこうと思います。

 

そのため、夫にはダディ専用の英語原書版の語りかけ育児本『Baby Talk』をプレゼントしようと思います。

 

ポイント

お父さんとお母さんの母国語が違う場合は、それぞれがそれぞれの母国語で赤ちゃんに一対一で語りかける。

 

課題点としては、夫は平日の夜か週末しか時間がとれないため、英語による語りかけの時間が圧倒的に少なくなってしまうこと。

 

なので、「語りかけの時間」という枠以外(例えば、授乳中やおむつ替えの時)でも自然に私が英語でメープルに話してあげられるように工夫できないかを試行錯誤中です。

 

実際に「語りかけ育児」をやってみて

メープルが3か月に入ってから上記で紹介した「語りかけ育児」本を参考にしながら、実際に語りかけをはじめました。本に載っていること、すべてをここで紹介しきれませんが、それぞれの大切な点と実際にやってみた感想をまとめました。

 

3か月から満6か月までの話しかけ方

メープルの月齢が今は生後3カ月半なので、「語りかけ育児」本を参考にした3か月から満6か月までの話しかけ方は以下です。

  • 赤ちゃんが出す音を、そのまままねて小まめに返す。
    例)赤ちゃんが「ウー」と言ったら「ウウー」と返す。
  • 擬音語、擬態語を使って一緒に遊ぶ。
    例)「タカイ、タカイ」「コチョコチョ」「コロコロ」
  • 短い簡単な文で、言葉の間にゆっくり休みを入れて話しかける。 
    例)「パパだよ。帰ってきたよ。パパだよ。」
  • ことば遊びを始める
    例)わらべ歌や手遊び歌
  • 赤ちゃんに返事を期待する質問はしない  
    例)〇「おりこうちゃんにしてるかな?」 ×「あなたの名前を言ってごらん?」
  • 「語りかけ育児」の時間以外は周りの出来事や考えていることを実行中継する。
    例)「買い物に行こうかな?やっぱりやめた。雨が降りそうだから、明日にしよっと。」

 

絵本とおもちゃ

3か月時点でメープルが好きな絵本とおもちゃを紹介します。これだけではありませんが、手軽で小さいので主にこれらをつかって語りかけています。ほとんど出産祝いでもらいました。

好きな絵本

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『しましまぐるぐる』『もいもい』‥色のコントラストがはっきりしている絵を喜んで見つめる。

『はらぺこあおむし(英語版)』の布絵本‥カシャカシャと音がする布絵本は特に喜ぶ。数やくだものの概念を楽しんでいるというよりは、音を楽しんでいる感じ。

 

好きなおもちゃ

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きりんのソフィ‥フランス製のおもちゃ。歯固めのような使い方をして遊んでいる。音も出るからお気に入り。

鈴のおもちゃ‥無印良品で購入。デザインはシンプルだが素材が気持ちよく鈴の音に喜んで反応する。

ガラガラ‥丸くて鏡付きのもの。何度もふって落としては拾うを楽しんでいる。

ドゥードゥー人形‥ねんねアイテムの用途以外にも使える。柔らかい布の部分をしゃぶったり顔に押し付けるのが好き。

 

感想

今までは、メープルが新生児の頃から意識せずとも「語りかけ」は行ってきましたが、サリー・ウォードさんが薦める「語りかけ」に適した静かな環境を整えてメープルとの時間を一日30分作ることは簡単そうで、意外と適した時間を探すのに最初は苦労しました。

 

私の場合は、メープルの機嫌が良く集中できそうな時間帯が午前中の朝寝の前なので、それまでに家事をある程度終わらせて「語りかけの時間」にあてています。

 

難しいと思った点は、30分間、親である私もメープルが何に注意を向けているか、よく見て意識を集中していなければならないことです。

 

サリー・ウォードさんは、赤ちゃんの興味に大人が合わせていくことが「語りかけ育児」全体を通しての大切な方法だと言っています。

 

メープルが30分間集中力が持たずにぐずってしまう時もあるので、ことば遊びだけではなくいろいろな絵本やおもちゃをそばに置いておきメープルが注意を向けたものについて話してあげることがコツだとわかりました。これは、のちに赤ちゃんがことばと意味を結び付ける時に役立つそうです。

 

本には、赤ちゃんの月齢によっておすすめのおもちゃや絵本のアドバイスも載っていて、手作りで作れるおもちゃの紹介もあって面白いです。

 

こうやって、息子と静かな環境の中で1対1で「語りかけの時間」をつくったことによって、メープルが私との遊びに集中を向けてくれるので何の遊びやおもちゃに興味があるのか知ったり、発育の面でもいち早く気づいてあげれると思いました。

 

あえて「語りかけの時間」をつくらなければ気が付かないような小さな発見があったり、息子がニコニコ笑ったりしてとても愛しく貴重な親子の時間に思えます。

 

日中は、お仕事で赤ちゃんと一緒にいる時間が少ないママでも意識的に「語りかけの時間」をつくることで、子どもとのスキンシップをはかれる良いきっかけになると思いますし、仕事で忙しいパパも週末など時間がとれる時にぜひ取り入れてみてくださいね。